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一般にアンプというと、パワーアンプのことを指すことがほとんどです。
なので、簡単にパワーアンプの説明をしますと、デッキからの音楽信号を増幅して、スピーカーを動かすことのできる出力を
作り出すのがアンプの役割。ほとんどのデッキはアンプを内蔵していますが、それなのになぜ外部アンプが必要なのか
疑問だと思います。音が鳴るだけで良ければ外部アンプは無くてもいいでしょう。ですが、音質を求めていくと、必ず
必要になってきます。それは、デッキは決められた大きさで、音質がいいアンプを入れるだけの場所をとる事が出来ない
のと、電源を確保できないからです。最近の技術で素子も小型化し、内蔵アンプの音も良くなってきました。
けれど、スペースに余裕がある外部アンプには、それ以上の素子を使うことができるし、電源を安定化させるコンデンサと
呼ばれる物も容量が大きな物を使うことができる。電源も太いケーブルを直接入力でき、電源の増幅回路や基盤も大型化でき、
余裕のある出力を生むことができる。内蔵型は最大で50w、定格だと20w程度だろう。外付けのアンプの場合、
100wや200w、物によっては15000wなんて物もある。つまり、同じエネルギーを送るにしても、いっぱいいっぱい
の30wより、余裕の30wの方がいいに決まってる。良く車にたとえられるが、大排気量の100キロ走行と小排気量の
100キロ走行では、大排気量の方が余裕をもって走れる。もし、そこから加速をしたくても、小排気量だと加速するのが
困難だけど、大排気量なら余裕で加速することができる。ということは、大きい音と小さい音の範囲が広くなる訳ですから
音楽の迫力が増しますし、小音量でも音が崩れにくくなります。それにアンプによる音の違いにより、より自分好みの音にする
ことが出来るわけです。
なぜ、音の違いが生まれるかというと、同じ金額のアンプで比較すると、メーカーの生産コストはだいたい決まってくる。
そのなかで、設計者がどこにこだわりアンプを設計するかによって音が変わる。あと、人それぞれ味に好みがあるように、
設計者の好みで、中に使われる素子やパーツの組み合わせを変え、チューニングを施すからです。それがメーカーごとの
音の違い、特徴となっていくわけです。メーカーの最上級アンプは、コストをたくさん掛けられる為、より高い素子を
使うこともできますし、さまざまな組み合わせを試す時間も掛けられる為、よりそのメーカーの理想とする音を出すこと
ができるわけです。
パワーアンプを選ぶ際、まず、自分のシステムは何チャンネルの出力が必要かチェックしよう。簡単にはスピーカーがいくつ
ついているか。
次に、取付スペースは確保できるか。取付スペースに困らない車だったらアンプが複数になってもかまわないが、
スペースに限りがある場合は4chや6chというマルチチャンネルのアンプを使用すれば、スペースの問題を解決できる
だろう。
次に、車の電源はどうか。もともと発電量が多く、大きなバッテリーが乗っている車なら消費電力が大きなハイパワーの
パワーアンプを載せても駆動できるが、軽自動車のように発電量が小さく、バッテリーも小さな車の場合、そのままでは
電気量が足りず、消費電力の大きなアンプは十分に仕事をすることができない。
アンプの電力消費は出力と関係してくるが、より効率の良いアンプならば、同じ出力でも消費電力を抑えることができる。
アンプの信号増幅方式で、ある程度その辺りを見分けることができる。アンプの増幅方式にはA級、B級、AB級、D級
などがあり、それぞれ優れているところと欠点がある。簡単に言うと、A級アンプは、音楽信号は波なわけで、その波を
一つのトランジスタで行っている。常に一定の電流を流し、動作特性の優れた部分だけを使って信号を増幅する為、歪が
少なく、ピュアな信号を出力できる。なので、音質に優れている。だが、常に電流が流れているということは、発熱量が
大きい。発熱量が大きいということは熱に変換されている電気が多いということで、効率が悪い。電気の消費量が高い、
出力を出しにくいアンプといえる。 B級アンプは、音楽信号の波を高い方と低い方、プラスとマイナスで二つに分け、
それぞれを別々のトランジスタで増幅し、それをまたくっつけて出力する。A級アンプとちがって、入力信号に応じて
電流が流れる。なので発熱も少ない。効率がいい。大出力を作りやすい。だが、A級アンプのようにそのままの信号を
トランジスタに送るのではなく、二つに分けて、それをくっつけるという処理をする為、歪が大きくなりがち。
AB級アンプはA級とB級の間をとった形。A級アンプと同じように信号をそのままの形でトランジスタに入力。A級に
比べ、少なめの電流を常に流しているので、小音量の時はA級アンプと同じ。なおかつ、B級の様に入力信号に応じて
電力消費量が変化する方式なので、発熱が少ない。効率がいい。歪も抑えられる。出力を出しながら、歪もある程度
抑えることができる、A級とB級のいいとこをあわせ持ったアンプ。売られている大半がこのアンプ。 D級アンプとは
A級やAB級が入力された波形をそのまま増幅するのに対し、スイッチング動作で増幅を行う。入力信号のレベルに応じて
パルスの幅を変える方式。比較的新しい方式でどんどん技術が進歩している。発熱がとても少ない。効率がとても良い。
大出力が作りやすい。もともとは周波数特性やノイズの面で劣っていたため、ウーファー用がほとんどだったが、
技術の進歩により、周波数特性やノイズの問題も改善されてきて、フルレンジで使えるD級パワーアンプが出てきた。
アンプを選ぶとき、最大w数に注目しがちだが、最大w数とは歪を無視して絞り出せる出力。なので意味が無い。
定格出力という方を見よう。これは決められた歪の量以下で連続して出力し続けられる値。同じw数のアンプなら、
このメーカーの決めた歪の量が少ないほうがいいアンプ。ブリッジといって、二つのチャンネルで一つの出力にできる
機能があるアンプがあるが、このw数の増加量にも注目。50wx2chのアンプをブリッジした場合、アンプによっては
85wの出力だったり、100wだったり。電源のしっかりしているアンプは基本的にブリッジした時の出力が高い。
あとは高周波歪率だが、字の通り歪の率なので少ないほうがいいし、ダンピングファクターというのはスピーカーの
駆動力で、これが高いとスピーカーの動きを抑える能力が高い。高ければ良いという物でもなく、この辺りは好み。
動きを止めにくい低音用のスピーカーが関係しやすく、高ければ締まった音、低ければゆったりと言えば分かりやすいかな。
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